平城遷都1300年記念展「都からの文運 -初公開!京都の文人日記-晶子と鉄幹そして漱石、吉井、谷崎」
平等院ミュージアム鳳翔館 館長 神居文彰さまからのご案内です。
1 展覧会名 平城遷都1300年記念展 「都からの文運 -初公開京都の文人日記-晶子と鉄幹そして漱石、吉井、谷崎」
2 会 期 平成21年12月19日(土)~平成22年4月16日(金)
3 会 場 平等院ミュージアム鳳翔館
京都府宇治市宇治蓮華116 平等院山内
4 趣 旨
平成22年、いよいよ平城遷都1300年を迎える。
古都京都と奈良の中間に位置する交通の要衝・宇治は、いにしえの頃より数々の歴史舞台を彩ってきた。周囲を山々に囲まれ、清流宇治川が流れる風光明媚なこの土地は、『源氏物語』で知られる別業の地から遊楽の地へと姿を変え、多くの人々に愛されてきた。時代は流れ、それは、明治・大正・昭和を迎えても、その雅な文化は都を愛する人々の手で守られ、今日まで伝えられている。
この展覧会では、明治から昭和にかけて活躍し、近代文学の礎を築いた文豪らが、 文化人として京都を愛し、喧伝し続けた記録をたどる。与謝野鉄幹・晶子夫妻を支え 続けた小林天眠との絆、夏目漱石が愛した祇園とそれを支えた女性たち、吉井勇が終 戦直後を過ごした八幡で育んだ人間愛、谷崎潤一郎が愛でた京都の風情…。
彼らの多くが東京人でありながら、京都をこよなく愛した理由とは-?
「景色は宇治に限る」京都通の彼らに、何度も足を運ばせた宇治の魅力とは-?
これまであまり知られていなかった彼らの人間味溢れる遺品を紹介する。
5 主催等
主催 (宗)平等院
後援 (社)平城遷都1300年記念事業協会 京都 知恵と力の博覧会
6 展示例 吉井勇の直筆原稿『京女さまざま』↓
【トピックス】
「かにかくに祇園はこひし…」吉井勇・幻の草稿発見で見えた親友谷崎潤一郎への配慮
【詳細】
「かにかくに祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」で知られる吉井勇が、昭和27年に文藝春秋『オール讀物』同年2月号で発表した随想『京女さまざま』の草稿。
この中で吉井は、かつて谷崎潤一郎が自分の歌「かにかくに」について、当初は「祇園はうれし酔ひざめの」であったと指摘したことについて、それは谷崎の思い違いであったと書いている。しかし、該当部分は親友谷崎への配慮から吉井自身の手で削除され、公表されることはなかった。この草稿発見により、吉井の名歌の謎が解けたとともに、吉井の大らかな人間性を再確認することができた。
展覧会では、これ以外にも誰もが知る与謝野鉄幹・晶子、漱石、吉井、谷崎ら文人たちの作品を通じて、近代の京都が彼らにとっていかに愛すべきまちであったかを紹介する。
担当者連絡先 平等院ミュージアム鳳翔館 学芸員 太田亜希
〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
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